~HEAT20 G3とは?~


HEAT20 G3

健康に過ごせる「住まいの温度」とは?

日本の家は「幸せになれる家」なのでしょうか?

 

まず、こちらの図を見て下さい。

これは、WHO(世界保健機関)が提唱する冬場の室内温度と健康へのリスクを表したものです。
おおむね18度以上であれば、各種疾患のリスクを軽減することができると定められています。
16度以下だと呼吸器系の疾患(喘息等)、10度以下だと循環器の疾患(脳卒中、心筋梗塞等)、さらに下回ると低体温症をおこしかねない状況となります。

現在お住まいのお家やお部屋ではいかがでしょうか?
冬場、生活しているリビングではエアコンがあるので20度くらいのお部屋で過ごしているかもしれません。
でも、ちょっと席を立ってお手洗いへ…と移動するときは、とても寒い思いをしたことがあると思います。
その段階で健康を害するリスクが生じているわけです。

次に夜寝るときはどうでしょう?
空気の乾燥や光熱費を考えて、エアコンを使用せずに暖かい布団だけで、朝起きたときは布団からでるのが大変…というのが一般的だと思います。
布団の外はそれだけ気温が下がっているということで、寝ている間は冷えきった空気を吸い込んでいるともいえます。
気温16度以下だと呼吸器系の疾患リスクがあることを考えると、朝起きたときに風邪をひいてしまったり、咳が出たりするのは室内の冷たい空気が原因の一つと考えられます。

冬場の健康被害として有名なのは高齢者などに見られる「ヒートショック」です。
温かい室内から冷え切った脱衣所・浴室へ移動するだけでも、体に大きな負担が掛かります。
そこで浴槽に入るとさらに大きな温度変化で、心臓や血管が収縮・拡大をくり返して脳卒中などを引き起こすのがヒートショックのメカニズムです。
高齢者では特に起こりやすく、脳卒中などの発症による転倒、さらには浴槽内での溺死などを引き起こすために毎年多くの方がお亡くなりになっているのが「日本の現状」です。

「日本の~」としたのには大きな理由があります。

世界の各国と比較して、高齢者の溺死年間死亡人数が日本は圧倒的に多いということがお分かりになると思います。
溺死される方の多くは浴室、そして冬場であることを考えると、日本の家はヒートショックを起こすリスクが高いと言えるわけです。

なぜ、冬場の日本の家が呼吸器系・循環器系などの疾患リスクが高いのか?

答えは簡単、「日本の家は寒い」から。
海外に比べて明らかに寒い家、海外の住まいに比べて圧倒的に断熱性能の乏しい家に住んでいて、冬場は皆さんが寒さを我慢して生活しているのが当たり前になっているのが事実です。

もう一度最初の画像を見てみると明らかなのですが、国が定める新省エネ基準では7度以上であれば良いとなっています。
ここに健康リスクについては全く考慮されていません。

多くの方は、自らが健康であるときに幸せだと感じる、と言われています。
健康は失ってから初めてその価値に気づくものです。

残念ながら、現在の日本の家づくりは「幸せになれる家」を目指していないことを、これから家を建てようとお考えの方にぜひ知って頂きたいと思います。


これからの住宅の考え方
「HEAT20」

東日本大震災後、人々の生活において大きな影響を与えたことに「計画停電」がありました。
それと同時に家づくりにおいても太陽光発電の重要性が高まり、2020年現在は家庭用蓄電池も普及しつつあり、もしもの時の災害時でも自宅の電気を確保するという考え方が広まっています。

地球規模で考えると、地球温暖化が進む中で私たちの生活においても省エネ意識はさらに高まっています。

いずれも限りあるエネルギーを有効活用するという点では共通しており、それを家づくりに生かそうとして生まれたのが「HEAT20」です。

省エネと健康な室内温度の両立は「断熱」にあり

正式名称は
「「Investigation committee of Hyper Enhanced insulation and Advanced Technique for 2020 houses」で「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」というこれからの家づくりを考えた団体です。
より省エネ性の高い家づくりを目指すために独自の基準を設け、家づくりの新しい基準を目指しています。

特に重要視しているのが冬場の体感気温で、その家に住む人が健康で豊かな生活を送れるよう、省エネと快適性を両立した住まいを目指しているのが特徴です。

「HEAT20」はG1~G2にグレード分けされており、数字が増えるにしたがって性能が高いとされています。

HEAT20は、UA値(外皮平均熱貫流率)を基準としています。
分かりやすく説明すると、住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値です。
値が少ないほど熱量が逃げにくい家、とご理解下さい。

日本は南北に長く、鹿児島と北海道では気候も大きく異なるので、国内を8つの地域に分けて、それぞれの地域で室内の体感気温を維持可能なUA値が異なります。
各グレードごとの値を示すとこのようになります。


表を見る限り、HEAT20の基準は、国で定める省エネ基準・「ZEH(ゼッチ・ゼロエネルギー住宅)」基準よりも低い数値、熱の逃げにくい家であることが求められます。
それだけ断熱性能の高い家なのだろうと想像して頂けるかもしれません。
例えばHEAT20 G2の住まいであれば、これでようやく欧米の住まいと同等の断熱性能の住まいになったとお思いになるかもしれませんが、それでも欧米の基準を下回り、「中国の貧困層が住む住居」レベルにやっと追いつくものでしかありません。

まだまだ世界基準には達していないということから、新しく考えられているのが「HEAT20 G3」です。

鹿児島で室内気温15度をキープするためには?

上記の表を見てみるとHEAT20 G3はG2をさらに下回る数値目標が設定されています。
例えば、鹿児島の数値を見てみると「0.26」となっています。
G2基準の北海道北海道地域をさらに下回る数値が定められています。

HEAT20 G3では、冬季の体感気温が15度を下回らないことを基準としていますので、 言い換えれば、本来はこのくらいの断熱性が必要なんだ、ということも分かります。


それでも、上記で見てみると目標である18度以上の数値に至っていません。
しかしながら、健康リスクを大きく低減できるレベルに近づいているので、ようやく世界基準に届きつつあるものとなっています。

本当に健康な家・体に優しい家は、冬場でも快適に過ごせる温度が重要という考えは、欧米では常識です。
同時に、日本の住まいにおいてこの点が全く意識されていないことがお分かりいただけたのではないでしょうか?

当社で手掛けている住まいは、全てHEAT20 G3レベルを達成しています。
「世界基準の家」を目指すためには、この数値は必ずクリアしなければいけないと思っています。

当社は全棟HEAT20 G3の家です!

皆様に知って頂きたいことは、
・当社の断熱性は決してオーバークオリティを目指しているものではない
・世界基準レベルの断熱性能が国内の住宅にも本来求められているものである
・断熱性能の高い家は省エネにもつながるだけでなく、家族の健康や豊かさにもつながる

ということです。

世界基準の断熱性能を達成することは、とても難しいことではありません。
他の住宅メーカーも同じ考えを持って、もっと断熱性能にこだわった家づくりをして欲しいと 願うばかりです。

HEAT20について、もっと知りたい方、当社の家がどのようにして建てられるのか、 興味を持った方は是非ご相談下さい。