高い断熱性
全棟 UA値:0.26W/㎡・k以下 C値基準:0.19㎠/㎡
パッシブデザインは「断熱」が命
こんな風に断熱材の袋を詰め込んだり、ウレタンフォームを吹き付けたりしているので、ある程度は外気を遮断することができていますが、エアコンなしで過ごせるほどではありません。
その理由は3つあります。
1つは断熱材の量が少ないから。
日本国内では断熱性能に対する明確な基準はなく、メーカーによってバラバラというのが現状です。
2つ目は、完全に断熱されていないからです。
柱や壁、基礎などの一部でもむき出しになっていれば熱伝導によって外気が入ってくることになります。
室内は完全に断熱されていなければ意味がありません。
3つ目は窓ガラスの影響です。
壁などの熱伝導以上に窓やサッシから伝わる熱や冷たさは大きく、エアコンの稼働率を上げる原因となります。
建物の基礎のイメージですが、当社では他社の2倍の厚さの断熱材を隙間なく敷き詰めて、床からの温度の影響を受けない家づくりを行います。
また、工事を行った後で気密性の検査も実施し、すきま風が入らない/出ていかないように細心のチェックを行っています。
パッシブデザインの住まいは、断熱だけでは完全なものにはなりません。
下記の内容が組み合わせられて完成していきます。
断熱において、窓は大きく影響します。
外の気温が低いと、熱伝導により窓の表面またはサッシを通じて、窓際から空気の温度を下がっていき、断熱が十分でも全く無意味なものになってしまいます。
当社では、ペアガラスよりも断熱性能に優れたトリプルガラスの窓と、熱伝導の影響を受けにくい木製サッシ・樹脂サッシを採用し、窓による温度変化を受けにくい室内を実現しています。