その窓、
本当に必要ですか?
四季は太陽の軌道で決まる
学校で学習したとことを思い出してみましょう。
地球は太陽の周りを1年かけて回っています。
そのルートや地軸の傾きでの関係で、日照時間に変化ができます。
東と西に窓は付けない
家を建てる際、ほとんどのメーカーが東側に窓を多く設ける傾向があります。
朝の陽ざしが入ってきますが、夏場だと眩しすぎるほどの直射日光が入り、だんだんと部屋の温度が上昇して暑く感じることになります。
午後を過ぎても熱がこもったままで、夜になるとエアコンを使用しなければ暑苦しくて眠れません。
また、冬場は日が当たらない時間が多くなり、窓によって部屋の空気が冷やされてしまうこともあります。
西側については、真夏の強烈な西日の強さは朝と同様に部屋の温度を不必要に上げるだけです。
冬場は暖かく感じるのですが、短時間のため部屋が温まるほど効果がありません。
結論として、東・西に開口を設けて窓を設置することは、室内の温度を著しく変化させるものであり、「何もせずに快適な温度を維持する」パッシブデザインに合わない考えとなります。
お家を建てる敷地の条件にもよりますが、当社では上記の理由から東側・西側に窓を設けずに収納や水回りなどを配置し、南側からの陽ざしを活かした間取りを考えて設計を行います。
窓にも適材適所はあり、それを知っていることでお家の快適性は全く異なってきます。